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有効戦略 オランダ



 ・オランダ2Bankカウンターラッシュ (FP1.1)

 FP1.1からオランダをよく見るようになった。木箱100追加でそんなにも変わるものなのかと私にはその感覚がつかめないが、スーが以前に木箱100を失って強文明から弱文明に墜落してしまったのを見れば理解できることなのだろう。

 ここでは最もスタンダードだと思われるオランダ戦略を取扱う。内政文明を活かすには、そのブースト性能の高い内政拡大手段を優先したい。しかし、いくつもの銀行をいきなり建ててしまっては開幕軍備不在となって堅さに欠いてしまう。そのため、2Bankスタートが適正と思われる数であり、そこからは軍備重視で戦況を窺いつつ銀行内政を伸ばしていくことが普通の運営手段となる。ときには2Bank体制で攻めに行ってもよい。

 オランダは銀行で金収入を得られる分だけ天然資源を必要としない。そのため、長い間を本陣受けの運営手段を用いても内政的な問題が生じないから、堅く銀行内政を伸ばせる事情となっており、むしろそうしないと金鉱不足の問題が生じてしまう。

 普通の手順として考えられているものは、2Bank歩兵兵舎体制から生産Skirmカード軍で受けつつ、戦況に応じた対応をとっていく。
 重歩兵初弾速攻が得意なアステカ相手などには、この手順が最も適しているのだろう。

 そのような強めの初弾速攻を受けるにはそうした方がよいと思うが、他の対戦条件ではHussarスタート民兵受け手順が内政勝負で有力だと考える。
 その戦略の構想は、Hussarスタートすることによって、その遊撃ハラスで相手の内政拡大を制限させることができ、そして偵察も成立する。
 2R受けの必要が生じたら、その生産Hussarと民兵で受けることになる。Hussarでは重歩兵ラッシュに対応できないために。そしてその間に700木を回収し、3つ目の銀行増設と歩兵兵舎を建設してSkirm生産体制を築いて、以降の重歩兵ラッシュの耐性を得る訳である。

 軍備に乏しい開幕では、本陣受けの防衛手段を活かせる条件となっており、軍備少な目の相手に対してなら、民兵とTC駐留攻撃で迎撃できる。そしてその間に銀行内政をさらに伸ばせる訳だが、ブースト性能の高い内政拡大手段を持つ内政文明にとって、以上の手段は有効であると考えられ、すでにイギリスの本陣受けからの開幕大ブームは対戦でよく見る事情となっている。
 イギリスの場合、そこからカウンター進軍が成立しないと天然資源確保に難が生じるが、オランダの場合にはそうではないので、その安定感は堅実派プレイヤーを喜ばせることになると思う。

 Uの時代に留まって銀行内政からの量産軍でカウンター進軍勝負にするも、V入り軍事力強化で勝負するも、戦況に応じての選択ということになり、本陣周辺の天然資源に恵まれていないときには、Uの時代に留まってカウンター進軍を急げる方がいいだろうし、後から内政が伸びる相手にもそうした方がいいと思う。V入り軍事力強化は非常に魅力だが、条件に適さない場合には控えなくてはならない。

 手順を見ていこう。 参考リプレイ Hussarスタート民兵受けの参考リプレイ
 15人進化、進化中に伐採し銀行自力建設、進化400木で歩兵兵舎と家2件建設、銀行Wagonで2つ目、Skirm生産とカード軍で受けつつ、戦況に応じた対応をとる、、、。

=== 実践感想 vsスー編 参考実戦リプレイ
 速攻文明相手の2R受けとなると、カード軍で受けてからでないと700木で体制を整えなおす余裕を得られないと思うが、銀行増設していかないと金鉱不足の問題が生じてしまうので、いつかはそうしなくてはならない。
 ここでも、一時的な軍事力ブーストカウンター手段となる民兵で受けている間に700木回収がしたい。民兵受けは序盤の体制作りのための生命線的な手段と思われ、その発動タイミングは研究とセンスを必要とするのだろう。


 ・オランダ3BankFF (FP1.0)

 当時のオランダ黄金パッチでは4BankFFが無理なく行われていた。しかしバランス変更による弱体化のため、今そうするには堅さに難が生じているものだと考えている。
 普通は内政を稼いだ後には軍備を急がないと受けるのに問題があるのに、さらに進化までしてしまうという無茶のように思われる戦略がオランダの場合には可能で、その理由は銀行金が得られる分だけ天然資源の温存が可能となり、そのため長い間を本陣受けで防衛能力を稼げるからである。

 そうは言っても内政を稼いで進化までする型であるから通常より堅さに難があり、だからこそ今のパッチでは銀行ブームを3つまでに制限する必要が生じた。
 そうすることによって進化を急げる形となり、それに伴う堅さも得られ、そして急戦型のカウンターラッシュ性能も向上し、3BankFFは以前にも1つの戦略的手段として知っておくべきだったようにさえ思われるものだった。

 軍をほとんど出さずに内政を稼いでからのV狙いとなるから、その道中の防衛手段として強化TC植民地民兵に頼らざるを得ない。そうして受けた後にカード資源箱で復活V狙いを目指すことになる。

 V入り後には2つの選択肢があり、早期カウンターラッシュを目指したければ攻撃力と攻城性能に不満がない生産Falconetでの勝負が、銀行金の放出手段ともなってベターな選択肢だろう。金鉱収集能力の高いオランダSettlerを採掘に偏らせることのできる内政効率も見逃せない。これと大砲護衛兵としてカード対馬でカウンター進軍を目指していく。
 もう1つが最も基本的な型で、本陣篭りの内政が可能なオランダは、その銀行スペックが優秀であるのなら、即V直後の防戦を成立させたらコーヒー貿易でその建設上限を上げ銀行ブームを継続していき、国力充分としてから勝負を仕掛ける持久戦型が普通には目指される。
 これらは対戦条件からその選択が考慮されるものであり、その研究はさらに続けられるべき課題で、別の場所で詳細に論究されていくことになるだろう。

 以上のようにして銀行ブームによる内政ブーストから即Vを目指すことで、その軍隊量産性能とV入りによる軍事力強化が強力なカウンター手段となり、そのため速攻を目指す相手側はそうはさせじと封鎖ラッシュに力を入れていくことで即Vカウンターを封じる試合展開と、相カウンターの対戦型が存在している。

 まずは即V後にも銀行ブームを継続していく持久戦型の手順を見ていこう。 参考リプレイ
 15人進化、進化中に伐採して銀行建設、進化400木で銀行か歩兵兵舎建設、700木を銀行や兵舎や家の建設費用に、それで銀行3つ建つ、Skirmの予約生産キャンセルを繰り返す、700金でV狙い、、、2R受けの必要が生じたら700金キャンセル植民地民兵カードと生産Skirmで受けてからカード資源箱で復活V狙い、、、Skirm生産まわし、高速V進化、9RuytarでSkirmと編成をとる、教会建設、視界向上教会テク、採掘に偏らせて教会カードのStradiotでカウンター進軍して2nd金鉱の確保を目指す、、、重騎兵多めの進軍を受けたら代わりに12SwissPikeで迎え撃つ、、、コーヒー貿易、1000木を銀行増設と馬兵兵舎代に、Ruytar生産まわしでSkirmとのカウンター軍編成、兵器庫テクや軍強化カードで軍事力を向上させたら体制充分で勝負を仕掛けられる、、、。

 生産Falconetカウンターラッシュの手順を見ていこう。 参考リプレイ
 (省略)、、、歩兵兵舎は建てない、2R受けの必要が生じたら植民地民兵カード受けからのカード資源箱による復活V狙い、V進化中に砲兵兵舎建設、できればTPも建てたい、高速V進化、Falconet生産まわし、8矛、9Ruytar、12SwissPikeでカウンター進軍、、、戦線が膠着したら持久戦型に移行する、教会カードのコーヒー貿易で銀行建設上限を上げる、1000木を銀行や兵舎増設代に、、、(省略)

 歩兵兵舎を建てないで家を建てれば、植民地民兵を放出して人口スロットを圧迫されても苦にしない。また、TP代にも適用可能。しかしその場合にはSkirm受けが不能となる。

































   
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